トランクルーム投資と並行して検討したインカムゲインを得る手段

トランクルーム投資、まだ始めたばかりですが早速収入が入ってきています。現実にはほとんどが少なくとも悪意のない優良業者なので、なにも不安になるべきではないのですが、最初の現金が入ってくるまではなんとなく不安になり、初月が無事おわれば安心します。さて、最近はインカムゲインを獲得できる投資手段を重視して投資しているわけです。

今回は伊藤が合わせて検討した投資手段のなかで、いわゆる株やら投資信託といったオーソドックスなものではない投資について、トランクルーム投資とも比較しながら簡単に紹介してみます。本当はアパートをもう一棟買うことも検討したのですが、これについては外部で記事書いたりしているので、今回は不動産投資については「さらっと」触れるのみにします。

  • 不動産投資
  • 投資性の事業投資
  • コインランドリー投資
  • 駐車場投資
  • 暗号通貨のステーキング

伊藤は結果的にトランクルーム投資をえらんだわけですが、それぞれ良し悪しあると思うので、投資選びの参考にでもしていただければ。

不動産投資が難しそうだったのがトランクルーム投資検討のきっかけ

かねてから不動産投資の物件を増やしたいと考えていました。次もアパート、もしくは月々のキャッシュがプラスになる形での区分マンションの双方を検討していたところです。

ここの比較は今回の本題ではないので、ごく簡単にだけ触れておきます。不動産投資の場合は「ローン」を借りて自己資金より大きな資産に投資して、その分得られる月次のキャッシュフローも大きくなるという仕組みです。いわゆるレバレッジ効果というものです。

ローンの借入負担とのバランスに注意が必要ですが、少ないの手出しで大きなキャッシュを狙える場合があるという魅力が検討の出発点でした。結果的には今回、勤続年数や与信などの兼ね合いで、ある程度自己資金を出さないと新しい物件を買えそうにないので「もう少し自己資金を抑えてキャッシュフローを得る方法はないか」と思い、トランクルーム投資にたどり着いた次第です。

勤続が延びる&手元資金が厚くなれば投資の余地はまだありそうなので、また来年検討してみます。

投資性の事業投資

「独立開業」のWebサイトのアカウントをまだ保持しています。「アントレ」「マイナビ独立」みたいなものです。そのなかで一時気になる案件がいくつかありました。

ほとんどの開業・FCの案件は、自分で店舗を出したり、配送など作業をしたりして収入を得るものです。これは正社員+ライターのいまとなっては当然ワークしません。

しかし、たまに投資だけして事業収入を得る権利を購入し、継続的に売上を獲得できる案件がでてきます。私が拝見したのはカーシェアの案件で、自動車や運営諸費用を初期投資資金で賄い、その後そのリース車がカーシェアに利用されれば、それに従って売上を獲得できるというモデルです。

当方は「資産の毀損」が気になったため結果的には見送りましたが、基本的には資産価値の毀損を織り込んでなお収支が立つモデルとなっているはずです。真のリスクはトランクルーム投資と一緒で契約する事業者リスクだと思っています。

なお、以下の表は、伊藤が個人的に調べて書いていますので、ビジネスモデル等によっては同じ特徴が当てはまらない可能性がありますので、ご留意ください。

比較ポイントカーシェア投資トランクルーム投資
CFの利回り10%前後1桁後半~15%程度
資産の毀損リスク売却時には自動車はほぼ無価値化するため売却によるCFは計算しづらい安定稼働後は資産価値が落ちにくい
初期費用数百万円区分投資:百万円~
1店舗投資:1千万円~2千万円
月額CFイメージ数万円数万円~数十万円
リスク・投資資産が実質的に価値が目減りしていくのを避けられない
・事業者が倒産したら大幅な損失を出す可能性が高い
・カーシェアビジネスの不確実性や季節変動性の有無
 (拝見した案件は観光地でのカーシェアでした)
・事業者が倒産したら、スキームによっては全損
・売却時は資産価値が落ちない可能性が高いが、保証されるものではない
・新規店舗投資の場合は安定稼働まで赤字となる(おそらく1年~は赤字になる可能性)

自動車に投資する=自動車の価値は急速に下がる=事業売却時に資産価値がゼロもしくは大きく目減りする可能性が高いと判断しました。

しかし、これはビジネスモデルに寄ってくるので、今後もし売却時に資産価値が維持されるような仕組みができれば、魅力は更に高まるかもしれません。

コインランドリー投資

東京に住むなかで、コインランドリーは至る所にみかけます。コインランドリーには、少なからずFCの形式で運営されている物があります。本来コインランドリーを経営するなら、機器のメンテナンスや売上金の回収、施設の管理などが必要です。

しかし、現代では実際の運営は業者に一任できて、オーナーは売上からコストを差し引いた金額を受け取れるビジネスモデルもあります。これなら不動産投資とオーナーの行動はあまりかわらないので「インカムゲイン」を獲得するうえでよいかも?と思った次第でした。いまは立地などについても専門家の目からアドバイスしてくれる事業者さんもいるようで、起業というほどチャレンジするハードルは高くなさそうです。

結局あきらめた要因は単純で「初期費用が高い」ということに他なりませんでした。そもそも不動産を買えないからと検討してきたのですが、コインランドリー投資は不動産以上に費用がかかります。不動産を活用する前提であれば、まず土地の取得が必要です。仮にテナントで始めるとしても、機材の設備投資にまとまった資金が必要な様子でした。

比較ポイントコインランドリー投資トランクルーム投資
CFの利回り10%前後1桁後半~15%程度
資産の毀損リスクテナントならFC事業としての資産価値(いわゆるM&Aのようなプライシングに)
土地を要するなら土地の価値は残る
安定稼働後は資産価値が落ちにくい
初期費用1千万円~数千万円区分投資:百万円~
1店舗投資:1千万円~2千万円
月額CFイメージ数万円~数十万円数万円~数十万円
リスク・より事業投資に近く、大規模な初期投資が必要に
・事業者が倒産したときの資産価値を慎重に見る必要がある
 (不動産を保有するなら価値が残るが、FC事業自体を資産とするなら事業者の継続性は重要)
・売上は相応に変動リスクがあるためCFの変動性は相応に大きいのでは?
・事業者が倒産したら、スキームによっては全損
・売却時は資産価値が落ちない可能性が高いが、保証されるものではない
・新規店舗投資の場合は安定稼働まで赤字となる(おそらく1年~は赤字になる可能性)

そもそも検討の出発点として「初期費用を数百万円以下に抑える」「安定したCFを獲得する」という二点があったので、コインランドリー投資はちょっとマッチしませんでした。

ただ、事業運営したいけど、本業が忙しくて本格的な起業は難しいという方にとっては選択肢の一つとなり得るのではないかと思います。

駐車場投資

土地に駐車場を設置して、利用料を得る投資方法です。こちらは土地をすでに保有している方にとっては有力な選択肢の一つとなります。仮に土地を所有している場合、そこに物件を建てるよりも駐車場の方が初期費用が安く済みます。数十万円~数百万円で済むので、不動産投資のようにローンを借りる必要もあまりでしょう。

逆に、土地を所有していない場合は、土地取得のコストが重くのしかかります。「借地」という手段もありますが、その場合は土地の賃借料が支出となるため、CFが落ちやすいのが課題です。

結果的に、土地なしで始めるとなると充分なCFが見込みづらいとの判断から、投資は見送りました。

なお、ごく一部、駐車場の受益権を小口化した投資商品を販売する事業者さんがみられます。もしこの仕組みがワークするのであれば、利回りの面では一定の検討の余地ありです。ただ、まだ普及はしておらず、信頼性の観点から投資は見送りました。当方自身も法制度の自身がないのですがこのビジネスは「金融業者の免許がいるのでは?」と感じ、そのあたりの整理がよくわからなかったのも見送りの理由です。

比較ポイント駐車場投資トランクルーム投資
CFの利回り土地あり:10%~数十%(土地に資金を投じていない前提)、土地なし:数%1桁後半~15%程度
資産の毀損リスク土地を持っているなら土地の資産価値は残る
土地なしなら事業本体の価値次第
安定稼働後は資産価値が落ちにくい
初期費用土地あり/土地なし(借地):数百万円、土地なし(取得):1千万円~数千万円区分投資:百万円~
1店舗投資:1千万円~2千万円
月額CFイメージ数万円~数十万円数万円~数十万円
リスク・土地所有者の資産の有効活用方法としては有力な検討材料
・月極にすればCFは安定するが、コインパーキングの場合は変動性が高い
・土地を借りて運営すればリスクは抑えられる可能性
・事業者が倒産したら、スキームによっては全損
・売却時は資産価値が落ちない可能性が高いが、保証されるものではない
・新規店舗投資の場合は安定稼働まで赤字となる(おそらく1年~は赤字になる可能性)

暗号通貨のステーキング

暗号通貨でインカムゲインを獲得する方法として、最近はステーキングというものが普及しつつあります。細かい仕組みを書くと記事1本必要になるので割愛しますが、これは暗号通貨を活用した預金のようなものです。

一定期間取引所などに暗号通貨を預けておくと、やがて暗号通貨が付与されます(ステーキングにおいては、この暗号通貨は「報酬」となります)。ステーキング自体は、その暗号通貨のブロックチェーンを維持するために必要なものなので、かなり信頼のおける仕組みです。どちらかというと取引所の倒産リスクの方が気になりますが、適切に分別管理されている場合は、事業者のリスクとは基本的に隔離されています。

ステーキング報酬は常に変動し、さらに取引所や暗号通貨によって変わってくるのですが、高いケースですと10%を超える点は魅力的に感じました。いまは初心者向けに少額から投資を受け付けているサービスもあるため、検討の余地ありです。ただ、暗号通貨はそれ自体が価格変動性がとても大きな資産です。

せっかく報酬を獲得しても、通貨の価値自体が目減りすれば損失が出てしまうため、今回の「インカムゲインを得る投資」の文脈には合わないかなと考えました。ただ、少額で始められるので、どこかのタイミングで始めてもいいかなと考えています。

比較ポイント仮想通貨のステーキングトランクルーム投資
CFの利回り数%~10%台後半1桁後半~15%程度
資産の毀損リスク仮想通貨自体の価値変動が大きいため、毀損リスクは高い安定稼働後は資産価値が落ちにくい
初期費用取引所によるが、数万円程度から受け付けているサービスもある区分投資:百万円~
1店舗投資:1千万円~2千万円
月額CFイメージ初期投資額に比例。投資額が数万円の場合は1千円~2千円程度数万円~数十万円
リスク・現状は価格変動リスクが非常に大きい
・仮想通貨を維持させるための仕組みなので、倒産・破産などの心配はほぼない
・利回りが常に変動するため、CFの水準も変わる可能性がある
・事業者が倒産したら、スキームによっては全損
・売却時は資産価値が落ちない可能性が高いが、保証されるものではない
・新規店舗投資の場合は安定稼働まで赤字となる(おそらく1年~は赤字になる可能性)

インカムゲイン型の投資をさまざまな視点で検討しよう

毎月潤沢なインカムゲインを得る投資は、実は有価証券以外にも複数存在します。どれも何かしらのリスクはありますが、年率で10%台と有価証券よりも高い利回りを、過度なリスクを取得せずに追求できる可能性もあるでしょう。当方はトランクルーム投資を選びましたが、ほかの投資が不可というものではなく、人それぞれ最適な投資方法は異なると考えられます。

今回紹介した内容を元に自分に合った収入獲得方法を検討してみましょう。なお、今回の各投資方法の特徴は、当方が認識している情報からまとめたものであり、具体的な案件や事業者、スキームによって紹介した特徴に当てはまらないものもあると考えられます。実際に投資を検討するときには、各ビジネスモデルやスキームをよく確認・理解したうえで、資金を拠出しましょう。

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